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ゴルフ会員権 Q&A

会員制度 - 株主会員制クラブとは何ですか?

ゴルフ場の運営制度は、会員を集めて専らその会員の利用により運営している会員制、優先利用権を持つ会員制などの制度を全く設定せず一般に広く開放しているパブリック制、基本的にはパブリック制ながら一般よりプレー料金が安くなるなどの会員制を併設しているセミパプリック制(ほとんどありません)に大きく分けられます。そしてこのなかで、会員制(セミパブリック制の会員部分も含む)のゴルフ場は、運営形態により社団法人会員制、株主会員制、預託金会員制の3種類に大きく分けることができ、その制度導入を時間の流れからみてみると、大雑把ではありますが古いものから社団法人会員制 → 株主会員制 → 預託金会員制となっています。

株主会員制のゴルフ場とは、ゴルフ場の組織が会社組織である株式会社となり、会員がその株主となって運営しているもので、それまでの社団法人会員制(別項参照)に準ずるゴルフ場運営を行っていくために導入された制度です。会員は株主ですので、株主総会での決議に関する権利をはじめ、社団法人会員制の会員と同様にゴルフ場運営に深く関わることができます。また、もしもゴルフ場が解散するような場合には、株主としてゴルフ場の全資産に対する持ち株比分の分配を受けることができます。現在の多くの株主会員制ゴルフ場は何十万平米と言う広大な土地を所有し、加えてクラブ創設当時は野山だった所在地が時代の流れにより街中となってしまうなど、その財産価値は非常に大きく評価されています。株主会員制のゴルフ場はゴルフ会員権市場では比較的高く評価されていますが、それは以上のようなゴルフ場運営や保有資産に関する権利を会員(株主)になると得ることができるためです。

多くの株主会員制ゴルフ場は古くに設立され、例外はありますが名門と言われる多くのゴルフ場が株主会員制(もしくは社団法人会員制)です。また、最近はその後に導入された預託金会員制(別項参照)が大きな問題を生んでいるため、預託金会員制から株主会員制への制度変更や、新設時の株主会員制の導入などで、新しい株主会員制ゴルフ場が出てくるようになってきました。しかし、未だ日本のゴルフ場の多くは預託金会員制で、株主会員制ゴルフ場は全体の20%くらいと言われています。

ごく少数ですが、一つのゴルフ場で株主会員制と預託金会員制の二制度が併用されている場合があります。これは、クラブ創設時に株主会員として募集した後に追加の会員募集で預託金会員を募集した、等により生じる例が多いようです。この場合、ゴルフ場を会員として利用する権利はどちらも変わりありませんが、株主会員には前述の運営や資産に関する権利があり、預託金会員にはその権利がないことになります。よって、ゴルフ会員権市場においては、併用制としているゴルフ場の会員権の場合は株式会員権のほうが預託金会員権より相場が高くなる場合がほとんどです。ただし、以前よりはその開きは小さくなっているように思えます。これは、併用制としているゴルフ場は古くから開場し経営内容もしっかりしているゴルフ場が多いため、ゴルフ場が解散するという事態は考えにくく、そうであれば会員権の株式、預託金の差はほとんどない、という考えからのようです。

多くの場合、株主会員制ゴルフ場への入会はゴルフ場会社の株主となったうえで会員として入会するという手順になります。よって、株主であることと会員であることは別物として考えなければなりません。基本的には、株主になるためには必要な書類を提出するだけでよく、また、その後会員になるためには審査を経て承認を得る必要があります。できない場合もありますが、いろいろな理由からとりあえず株主として登録(株主登録)しておき時期をみて会員として入会申請する、という方もいます。

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