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秦野ＣＣ、清川ＣＣが競売に(00/12/11)

神奈川県の秦野カントリークラブ（昭和54年開場）と清川カントリークラブ（昭和60年開場）の、競売手続が進められていることが明らかになりました。これは、昭和63年にゴルフ場の親会社が両ゴルフ場を担保に借入れをおこした事に端を発しており、その債権を譲り受けた外資系の金融会社が本年9月に横浜地方裁判所小田原支部に競売を申し立てたものです。競売の対象となっているのはコース用地や敷地内の建物等となっていますが、一部競売対象外の土地もあり、借地等の問題も含めて競売が完了したとしてもすぐに全ての諸問題が解決する状況ではない模様です。ゴルフ場の親会社では会員と協力しながら競売阻止もしくは自身で落すことを検討しているようですが、申し立てを行なった金融会社も同様に競落のうえゴルフ場経営に乗り出す意向があるとのこと、また神奈川県内という立地の良さから他の企業が競売に参加することも考えられ、競売そのものについてもどのように落ち付くのか全く予想がつきません。秦野ＣＣ、清川ＣＣ共に今のところ名義書換停止の予定はないとのことですが、この状況を反映してかゴルフ会員権市場では売り一色で買いの希望はほとんどなく、出ても数万円となっています。