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岩瀬桜川ＣＣの競争入札に会員が参加 (04/05/24)

岩瀬桜川カントリークラブ（茨城県）の破産管財人が行うゴルフ場の競争入札に、会員が参加する計画が出てきました。同クラブは本年3月15日に東京地裁より破産宣告を受けています。この計画は、同クラブの親睦団体である桜川会が中心となって設立した、岩瀬桜川ＣＣを再建する会の活動によるものです。管財人がゴルフ場の売却先を選定するために実施する、6月18日の競争入札に参加し、会員の出資金でゴルフ場を落札、その後株主会員制でゴルフ場を運営していくという内容になっています。現在、同クラブには約1000名の会員が所属していますが、再建する会はその会員に対して今回の活動の趣旨を説明し、理解を得られた会員にはゴルフ場を取得するための出資を呼びかけています。なお、出資金は1口25万円で、落札できなかった場合は返金するとのことです。この活動に対しどれくらいの会員が応じるのか、競争入札でゴルフ場を落とせるのか等々、不確定な要素が多いように思われます。しかし、預託金カットやプレー権存続の可否などの処遇をただ待つのではなく、会員が積極的に活動していくことで自らの権利を守っていこうとする方法は、今後、他の事例でも広く展開されるべきではないでしょうか。

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