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北上ＣＣが民事再生法の適用を申請 (15/02/23)

北上カントリークラブ（岩手県）を経営していた株式会社チュウケイ本社は、本年2月2日に民事再生法の適用を東京地裁へ申請しました。負債総額は約30億円で、ほとんどが約970名在籍する会員の預託金の模様です。同社は、昭和38年の設立当初は中小企業を対象とした経営関連の書籍を出版する会社でしたが、昭和49年に秋保カントリークラブでゴルフ場運営に参入、その後北上ＣＣの運営も開始しました。北上ＣＣは平成4年に開場した18ホールの丘陵コースで、秋田自動車道の北上西ＩＣから約3kmに位置しています。同クラブの売上は、ピーク時の平成6年には約12億8000万円でしたが、他のゴルフ場と同様に来場者数の減少やプレー価格の低下等による経営環境の悪化により、平成26年には約1億9000万円まで落ち込んでいたとのこと。会員からの預託金返還請求が増加し経営難に陥ったため、今回の措置となったようです。近年、ゴルフ場の経営破綻はその件数を減らしてきてはいますが、未だなくなることはないようです。北上ＣＣについても、会員のプレー権が維持される方向で、早期に再建が果たされることを期待したいと思います。

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